モルディブ旅行記

水中写真はこちらからどーぞ。


(3)出発当日
さて、いよいよ出発の日を迎えました。
朝早くから目を覚まして・・・・奥さんとしては海外旅行の前にはちゃんと和食の朝ご飯を用意すべきなんでしょうが、前日まで仕事が遅番だったし、冷蔵庫の生ものは全部使い切って出かけるつもりだったので、ダンナさまの言葉に甘えて、カップ麺の朝ご飯。以前、新らしモノ好きとして店頭で思わず買ってしまった「焼きナポリ」というナポリタン味の焼きそばを食べました。ゲプ。朝からちょっと量、多かったかもーーーーーー(汗)
そう、朝の「ゲプ」からその日の大食いスペシャルデーは始まっていたのです!!!

・・・ま、その話は置いといて、出発です。
朝も早よから二人でキャスターバックをゴロゴロと引っ張って駅に向かうと、駅構内の「無印良品」の店内に近くに住むYUMIZO母の姿を発見。
「行けたら駅に見送りに行く」
とは言っていたが・・・朝から買い物?と思いきや
「はい、おつまみ」
と買った袋を手渡されました。
YUMIZO母、いつもちょこっとどこかに出かけるにも必ずカバンからお菓子が出てくるドラえもんのポケット状態な人なのですが、そんな母に手渡された袋に入っていたのは「サキイカ」と「干し貝ヒモ」と「干し甘梅」・・・いわゆるカワキモノおつまみ。
「別にそんなのいらないよー。」
「いや、外国でちょこっと食べるのにいいから」
・・・・。そういう、人の世話を焼くのが好きな人なんです、YUMIZO母は。
「海外に行ったらその土地の物を食べるのが楽しいのに!」
とひそかにつぶやく二人なのでした。

で、「エアポート成田」というJRの快速に乗って一路・成田空港を目指します。これが結構長い道のりで、途中ウトウトし、気が付くと車窓はすっかり田畑ののどかな景色。
そして急に大きなビジネスホテル郡が見えると成田空港第2ビルに到着。
チェックインの手続きを済ませ、荷物を預けて身軽になったのでショッピング街をうろつきます。飛行機の中での時間つぶしにPC雑誌を買うさーくん。YUMIZOは「寝るからいい」とひたすら睡眠タイムのつもり(笑) 早朝から起きてて既に眠いのだ。ふと時計を見ると、既にお昼前。飛行機の出発時刻は13時過ぎ。
「おなかすいた?」
「まだすかない・・・。」
まだ家で食べてきた「焼きナポリ」が胃の中で膨れている状態。。。。。
「お昼って・・・・機内食でるのかなぁ。」
「出発が13時半ぐらいで、それから上空の安定した場所までしばらくは何も出ないし・・・そなると、最初に出るのはきっとおやつの時間で、機内食は夕食がでるんだよね。・・・それだとおなかすいちゃうよね。一応、軽くなんか食べといた方がいいかな」
「まだ全然おなかすかないから軽く、ね」
というわけで、ファストフードで軽く食べることに。
マックへ行ったのですが、ここでびっくりなことが。
ふつーに街の中のマックと同じマックで店員さんもバイト風のおねーさん達なのですが、外国人のお客さんが来ると、急に英語ぺらぺ〜らで接客するじゃありませんか! おおお! すごい!
「ここはバイリンガルじゃないと採用してくれないのかな?」
「普通のマックより時給いいのかな」
とか勝手なことを想像してました(笑)
ちなみに、ぺらぺ〜らで接客した後、後ろ振り返って作っている人に注文する時の「○○バーガー、ワン、オーダープリーズ」はめちゃめちゃ、日本人のカタカナ英語でした。
そんな光景を見ていて、だんだん「海外旅行行くんだ」っていう実感がふつふつと湧いてきました。
軽く食べるってことで、YUMIZOが注文したのはハンバーガーと飲み物だけだったと思う、確か。さーくんはそれに加えてポテト。で、ポテトをいくつかつまませてもらって。腹ごしらえ完了。っていうかかなりおなかいっぱい(笑)
ようやく搭乗手続きの時間も近づいてきたので、搭乗口へ移動。
ワクワク。

私たちが利用した飛行機はスリランカ航空なのですが、実は、出発の2週間ほど前、スリランカ航空のホームページを見たら「ハネムーン幸せ倍増計画」というキャンペーンをやっていました。端っこにちっちゃくリンクが貼られていてそこから開くと、元々、ハネムーン特典でケーキがついているのですが、それに加えて事前に応募したハネムーンカップルの中から抽選で1便に付き1組、ビジネスクラスの席にグレードアップしてもらえるらしいというのです。
で、さっそく応募したのですが、ページの片隅に書いてあったリンクだし、ハネムーンってそんなにいっぱいいるかどうかわかんないし、もしかしてもしかしてもしかして当たっちゃったらどうしよう♪ なんてワクワクもあったのです(笑)
搭乗ゲートで搭乗券を機械に入れた時に、あたりの人には「キンコン」って当選の音が流れるのだとか。
そんな期待をひそかに抱きながらゲート前の待合コーナーに行くと、まー、カップルだらけ!
どうやらモルディブに行く人はほとんどがカップルみたい。
「やっぱみんなハネムーンなのかなぁ?」
ドキドキしながらゲートを通りましたが、当選の音はまったく鳴りませんでした(笑)
ま、でもケーキが出るし☆楽しみ楽しみ。

ゲートを通り抜け、機体へ続くタラップの途中、どこからともなくいい香りが。
オリエンタルな感じのフレグランス? どうやら、飛行機内も含めて通路にいい香りが漂うように仕掛けをしているらしいのです。そんないい気分で席につくと、エコノミークラスの席にも一人1台ずつ、TVモニタが付いています。ゴーカ。しかもなにやら線がつながっているリモコンらしきものは電話の受話器のような・・・でもこのボタンはゲームのコントローラのような・・・・と思ったら、「お〜。これでずっと退屈しないぜ」とさーくんはすでに隣でゲーム画面を開いていました(笑) ゲーム好きなんです。かなり。めちゃめちゃ・・・・。離陸前からもうゲームを始めようとするも、ヘッドホンがまだ配られていないので音なし。しかも「安全確認」の放送・・・いわゆる、事故がおきたらエアジャケットを膨らましてとか酸素は上から降りてきて〜ってヤツね、それが始まるとゲーム中でも容赦なく画面が強制的に安全放送に切り替わってしまい、「あ〜も〜」と言ってました(笑) この調子で多分、この人は空の旅の間中、ずっとゲームしているに違いない(笑) 
モニタはその他、映画とかスポーツ番組とかいろいろ選べたのですが、何しろスリランカ航空。映画はまだビデオがでていないような新作があるんですけど・・・でも字幕が・・・・これ何語? スリランカ語? なんか記号のようなぐにぐにっとしたやつが並ぶばかり・・・。YUMIZO、エーゴは聞き取れないし(泣) YUMIZOの選択肢は機体の前方と下方に取り付けられたライブカメラ映像をみることぐらいしかなかったのでした。
ちなみに、リモコン、やはり電話としても使えるようです。クレジットカードを差し込んで電話するみたいでした。ライトの点灯や客室乗務員のコールもこのリモコン可の操作で行うようになっていました。

ところで、スリランカ航空の女性客室乗務員さんの制服はなんとサリー。グリーン地の孔雀をイメージした図柄の生地で、大胆にも背中が大きく開いた&ヘソ出しのセクスィ〜な民族衣装姿です。YUMIZO、人のこと言えないですけど、ちょっとぽっちゃり系のおねーさんがいて、横腹がはみ肉してたのが、とっても親近感(笑) でも私だったら人様に晒せないわ〜、勇気ある〜と思ってみたり。

そして、離陸。飛行機、早いです。飛び立って30分ぐらいで既に名古屋付近(の南の太平洋沿岸)を通過。さーくんはゲームに没頭中。YUMIZOは眠いなぁと思いながらダラダラ。サリーを着たお姉さんがおしぼりを配り始めました。
「ジュースとお菓子でも配られるかな?」
と思っていたらドリンクメニューを見るとワイン・ビール・スピリッツなど・・・下に小さくソフトドリンク。
「昼間っからお酒?」
フードメニューに並ぶ選択肢は「オリエンタル系」か「洋食系」か。
あれ・・・・これは・・・・もしや・・・・昼ご飯? マック食べてきたのにー。まだ2時前です。
結局、YUMIZOはチンザノドライとオリエンタルのメニューを頼み、さーくんは洋食系&コーヒーを頼み完食してしまいました。
オリエンタルは、さすが「スリランカ」って感じの、エスニックなカレーでした。すっごいおいしかった。
トレーにはライスにパンにサラダにフルーツにチョコケーキ付き。う〜〜おなかいっぱい! すでに本日の3食目を終えました。
飛行機は沖縄上空を過ぎ、香港、タイ付近とガンガン進んでいきます。
途中から夕暮れの夕焼けが見え始めたのですが、何しろ東から西へ進む飛行機だったので、ず〜〜〜っと4〜5時間、窓の外が夕景でした。
ウトウトしたりしながら、時々、ゲームにも挑戦してみたりして退屈せずに過ごせます。ゲーム、テト○スにそっくりな「TETRIX」とかなんかどっかで見たことがあるのに変な名前のゲームが10種類以上入っていました。
さーくんは「退屈しのぎに」と空港で雑誌を買っていたのですが、一度も引っ張り出すことなく、遊んでたみたいです(笑)ケーキ
映画チャンネルでは当時まだレンタル開始されていなかったマトリックスリローテッドをやってたんで、YUMIZOがトイレで席を立ったら、殆どの人の画面でマトリックスが映ってるのが見えて、なんかちょっと不思議な光景でした(笑) えーでもみんな、英語で聞いてわかんのかなーすごいなー。字幕はぐにゅぐにゅ語(笑)しか出てないんだよ!!!

で、日本時間の夕方5時過ぎぐらいになった頃、サリーのおねーさんが再び何かを配りはじめました。白い、10〜15センチぐらいの箱。
「ケーキ?? ケーキ!!」
そう、ハネムーン特典のケーキのお時間。(おなかはいっぱいなんだけどね) ハネムーナーにはケーキのサービスがあると、ツアーパンフにかかれていたのだ☆
ちなみに、既婚の仕事仲間の話では、彼女はイタリアに新婚旅行に言ったのだけど、「こちらのお客様は、本日ハネムーンです。みんなで祝ってあげましょう」ってケーキを持ったスチュワーデスさんが回りの人たちに声をかけて、みんなに拍手喝采されながらケーキを食べてすっごく恥ずかしかったんだとか。
しかし! モルディブ行きのこの飛行機、どうやら乗客のほとんど(多分8割方)がハネムーナーさんだったらしく、ほとんど全席に配られていました。確かに、乗った時から、周り中、みんな、男女のカップルだったもんなー。ビーフ
そして各シートでいっせいにフラッシュの音が(笑) みんな、記念写真撮ってるのね。
箱を開けるとかわいいケーキが顔を出しました。
「HAPPY HONEYMOON」の文字が♪ 
結婚式をやっていない私たち、空の上でこそっとケーキ入刀をやりました。(のろけ話でごめんなさい☆) 
このケーキがまた、冷た〜〜く冷えてて、フルーツもいっぱいでおいしいんです。おなかいっぱいと言いながらぺろんと食べちゃいました。
「もう、おなかいっぱいだよ、これ以上入らないよ。」
って思いながらケーキの食後の紅茶をすすって、あまりの満腹にうとうと。
うとうと。うとうと。ああ喉渇いた、と思ってジュースをもらって一息ついていたら、どうやらまたもやおしぼりが配られる気配。
時刻は日本時間にすると夜の8時ぐらい? まあ、夕食の時間ちゃー、時間だよね。
サリーを来たおねーさんがやって来ました。
「Beef Or Fish?」フィッシュ
き。来た! またご飯かい???
う〜む。でもとりあえず味わってみたいし(笑) さーくんがフィッシュ、YUMIZOがビーフをオーダーしました。
ビーフはパスタの上にバーベキュー風のソースがかかっていて温野菜がサイドに添えられてて、フィッシュメニューの方はスチームされた白身魚でした。
それとサラダ&アップルパイ。ケーキ食べたばかりなのに、またデザート付き?
こうして、座っているだけなのに4食目(ケーキ含めて5食)を食べてしまいました。
うぷ〜。


長い夕暮れ時からようやく夜の闇が訪れて来た頃、飛行機は乗り換え地、スリランカのコロンボ空港に到着しました。
このコロンボ空港ってのも・・・最初にパンフを見た時、どこなのかわからなかったんです。刑事コロンボ? コロンビアは南米だし。アフリカっぽいかな?でもアフリカじゃ、行き過ぎだし・・・でもスリランカ航空だからきっとスリランカなんだよね、と思ったらスリランカの首都でした(汗)

時計を見ると現地時間の19時過ぎ。日本時間では22時を過ぎている頃・・・成田を経ってから9時間が過ぎていました。疲れた〜! 飛行機を降りて、空港内に入ると目に飛び込んでくる看板は英語と解らない文字(苦笑) 「外国に来た」って感じがしてきます。1時間半後の出発まで搭乗手続きをしながら待つことになっています。
なんとなく人の流れにそって免税店などの前を通り過ぎながら出発ゲートをモニタで確認してゲートに向かいます。
一部の人たちが横道のショップに殺到していました。ガイドブックによるとモルディブにはたいしたお土産がないから、スリランカ空港で本場のセイロンティを買うのがオススメということだったので、どうやら紅茶屋さんに向かっているみなさんのようです。
「行きのうちにお土産買うのもねー」と思いながらパス。
あとは家電屋さんとか・・・すっごい旧式のように見える電気釜(ジャーというよりお釜という方がしっくり来る感じ)とかアイロンとか売ってました。でもしっかり最新の電気製品もあったりして不思議。
それからスリランカは仏教国なので、仏教本&仏像を並べたショップも。そんなのを横目でちらちらみつつ移動。

途中、トイレへ。なんかトイレは個室が妙に広かったです。ビッグサイズの人が多いのかな??? あ、でもビデの設備が付いてる分、広いのかも。ちなみにだんな・さーくんは男子トイレで用を足してから横にいたオッサンにタオルを差し出されて何も考えずに受け取って使ったらチップを要求されたそうです(苦笑) 海外に行くとこういうのが、なれてなくて戸惑いますよね・・・。以前、香港に行った時、デパートやホテルのトイレでそういう人にお目にかかりました。今回は女子トイレにはタオルの人はいませんでした。

1時間ちょっと、別にやることもないので、さっさとゲートを通って待合室で待つことにしました。
まだまばらにしか人はいません。航空券を通した時にゲートでなにやら用紙を渡されました。
・・・記入しろってことらしい。・・・多分、出入国カード・・・だよね、これは・・・・。でも英語しか書いてないよ!!! ピーンチ! 
初めの何箇所かはなんとなくわかりました。パスポートの表記と照らし合わせながら
PASSPORT No. パスポート番号だよね?
Nationality は・・・ふむふむ国籍か、JAPANと実はこれはJAPANESEの間違えでしたが)。
え?? Number of persons travelling on this passport ・・・これ、何?
このパスポートで旅行する人の番号? なんじゃそれ〜〜〜解らん!
困りました。係員に質問したくても英語がしゃべれません。やべ〜〜〜〜。
近くの席に座っていた人の中にはあらかじめツアー会社から日本語訳の書き方の紙をもらっている人もいるらしく、そういう人たちの会話に耳をそばだてて
「これは○○を書くみたい」
って感じでたどたど書いてましたが、どうにも埒が明きません。
「あ。ガイドブックに載ってたかも!!!」
出してみたらありました。書き方ガイドが。これ、重要です。
モルディブのガイドブックってYUMIZOは「地球の歩き方」と海と島の旅増刊の「楽園モルディブ」を買って持っていったのですが、どちらもリゾートの紹介がページの大半なので、旅行先のリゾートが決まってしまうとあまり意味がないんですね。リゾートごとにまったく違うので地図とかエクスカーション(オプショナル)の内容とか異なるからあまり参考にならないので。で、買うのやめようかと思ったけど、せっかくだしと思って、買って持っていったのですが、この空港での出入国カードの記入にはないとかなり困ります。早めに待合室に来たYUMIZO達はそれでもガイドのこのページを見つけてなんとか書けたのですが、後から来た人たち、すごい大変そうだったもん。「えーこれはなに?」って日本人は一様にみんな困ってました。どちらのガイドにもこのページ載ってました。モルディブに行く方は、このページのためだけでも、ガイドブックを用意しておくことをおすすめします(笑) あ、英語ぺらぺーらの方には必要ないかもしれませんが。
ちなみに 「 Number of persons travelling on this passport 」ってのもちゃんと書いてありました。「パスポートに併記されていて一緒に出国する人の人数」のことだそうです。わかんないよー! (語学力なさすぎ? 情けないのかな? 日本人、恥ずかしいかなぁ・・・・)
さてさて、YUMIZOたちがやっと書き終わって「ふ〜〜っ」と一息ついていた頃、向かいのソファに座っていたカップルさんたちが、すごい困ってだんなさんが電子手帳?を取り出して翻訳し始めたのですがかなりてこずっている様子。そこでさーくんが「この本、貸してあげようよ」って言ってYUMIZOの「地球の歩き方」を差し出しました。
「あ。ありがとうございます!!!」
ってすごい喜んでくれました。
「えへ。いいコトしたね。」
と思っていたのですが、10分ほど経って、カップルさんたち、カードを全部書き終えてから、その貸した本の表紙を見て
「!!!!」
うちらに本を返しながら
「今気づいたんですが、自分たちもこの本、持ってました(笑)」
「・・・・(笑)」
いやーもー、ほんと、英語苦手な日本人一同、頭真っ白になってパニックになってたみたいです。
そんな光景が待合室のそこかしこでやり取りされていたと思います、多分。

そんなこんなで1時間ちょっとの待ち時間はあっという間でした。
再び外に出て飛行機に向かいます。一瞬だけ、スリランカの風を吸い込んで、あっという間にスリランカとはサヨナラ。そこから40分ほどでついにモルディブに到着のはず。

飛行機に乗り込むとまたもやいい香り・・・を通り越してちょっとクラクラするぐらいの強い香り。
中の設備とか客室乗務員さんの制服なんかは同じなんですが、安全確認の放送は何語だかわかんない〜(苦笑) きっとスリランカの公用語なんだろうな。そんな感じで、同じ航空会社で乗ってる客も同じ日本人ばかりなのに、さっきまでとはかなり趣が違います。

通路を挟んだ隣の座席のカップルのだんなさん、うちのさーくんと同じで席につくや否やゲームを始めました。そしてちょっとやりかけると安全放送とかで中断され・・・(笑) みんなゲーム、好きね☆

チキン真っ暗闇の中を離陸しましたが、昼間だったら眼下にはインド洋の青い海が広がっているんだろうな、などと思いながらうとうとしかけていると、まだ離陸したかしないかぐらいのうちからおしぼりが配られだしました。
「・・・ま、ジュースぐらいはでるのかね。」
もう既に今日は4食とケーキを食べてるしね。まさかもう食べないよね。・・・でもなんかワゴン、大きくない? あれ、なんかトレー置いてるよ。まさかお夜食??? そういえば、このごろ海外旅行によく行っている母が以前「飛行機に乗って国を越えるとどんなに近くてもかならず1回機内食がでることになっているらしい」とかっていう話をしていたような・・・。う・・・うそ〜〜ん。
「Roast beef or Chicken?」
とかなんか、そんなことを聞かれたような。かなり眠かったので記憶もあやふやなのですが。
YUMIZOのトレーにはローストビーフのサンドイッチとサラダとまたもデザート?っぽい甘いパンが置かれていました。さーくんにはチキン。(写真はチキンのセット)
かなりヘトヘトになりながら、なんか義務感のように完食。完食。完食。
食べましたよ、5食目。太るぞ、おい!!!
食べ終わると急ぎ足で片付けていくサリーのお姉さん。

もうモルディブの上空まで来ているみたい。点々と灯る明かりはきっと、一つ一つの島のそれぞれの町の電灯なんだろうな。真っ暗で判らないけど・・・朝になったらここは南国の世界なんだろうな・・・・。
ついに着陸!!! モルディブのマーレ・フルレ空港に到着です。
空港は、空港とホテルが1軒しかないフルレ島にあります。空港専用の島なんです。海を隔てたすぐ向かいに首都の島・マーレの街の明かりが輝いています。
到着したらサリーのお姉さんたちがいっせいにフレグランスのスプレーを天井のエアコンの噴出し口付近でプシュ〜〜〜ってしながら歩き始めました。
ゴホゴホ。・・・いい香りを通り越してむせるような匂いの元はこれだったのね〜〜〜〜。っていうかみんなが降りてからでいいよ〜。むせる!!

マーレ空港 さぁ、入国手続きをして早くホテルに行きたいな。もうかなり眠いしおなかいっぱいで死にそうだし。そう思いながら急ぎ足で入国審査に向かおうとしたら、人が殺到してて、慌てるのが好きじゃないダンナさま・さーくんに
「ゆっくりでいーじゃん」
と止められて、ゆっくり列の後ろに並びました。・・・この列が、間が悪かったんですよ。ここでは一人一人、コロンボで四苦八苦して書いた出入国カードとパスポートを提出して確認印をもらって外に出るのですが・・・・他の列はすーすー進むのになぜか、うちらの列だけ異常に遅い。後ろから次に到着した飛行機の人が並んで、脇の別の列に並んだらさーーーっといなくなったのに、何故かうちらの列だけダラダラ・・・・。イライラYUMIZO。
「ゆっくり待てばいいんだよ。」
と気長なさーくん。

ちなみに並んでいた時、後ろにいた東洋人のグループが何故か係員に別室に連れて行かれていました。
なんだったんだろー。「偽造パスポートで連行されたのかな」なんて二人で勝手なことを想像してました(笑)
それにしても遅い!!! なーんでこの列だけ遅いんだか。かれこれ小1時間、待たされました。
ようやく順番が回ってきて、オジサンに出入国カードとパスポートを提示して、OKもらって入国☆

何度も何度もぐるぐる回っていた荷物をターンテーブルから下ろして扉の外へ・・・。熱気! 真っ暗で判らないけど感じる空気は確かに南国。
HISの現地スタッフが看板持って待ってます。
「お疲れ様でーす」と笑顔で迎えてくれました。で、外へ案内されるとカフェで他のゲストさんたちがドリンク飲みながら待ちくたびれてました。あちゃーーーー。もしかして、あの列に並んだばっかりに、みんなを待たせてしまったのですね。うーーーん。ゆっくりはだめでしたね、さーくん・・・・他の人に迷惑かけないようにさっさと動かないとって反省。

近場のリゾートに滞在する場合は、そのままドーニという木の船でリゾートに向かうのですが、YUMIZOたちが滞在するリーティビーチリゾートはバア環礁というちょっと離れた場所にあって夜に飛べない水上飛行機での移動となるので、1泊目はこの空港島内にあるフルレホテルに泊まります。というわけでバスで移動。
ちっちゃな島なんでほんの数分なんですけどね。
もう、かなり眠くてふわふわ・・・・・・。
ホテルについて、よたよたしていたらホテルスタッフがウィルカムドリンクを差し出してくれたので、寝ぼけ眼で思わず受け取って一口ゴクッ。なんのフルーツかわかんないけど、これ、めちゃめちゃおいしい!! 疲れが吹き飛ぶー。
「さーくんももらう?」とのんきに聞いたら
「いらない」って言われました(泣)
つーか、HISのスタッフさんが呼んでます。あ、こんなのもらってる場合じゃなかった?? ゴメン!
で、明日の出発時刻と朝食場所の説明。
「明日は・・・早くて申し訳ないんですが、6:10にお迎えにあがりますのでそれまでに朝食を済ませて置いてください」
「ふわ〜〜〜〜い・・・・・え? 何? 今、6:10に迎えって言った? つーか、今、何時??」
えっと・・・・日本時間とコロンボは時差3時間でモルディブ時間は日本と時差4時間で・・・リゾートは時差マイナス1時間で・・・・だから何時??? モルディブに着いたのはモルディブ時間で21時ぐらいだったはずなんですが、出国手続きで待たされてすでに23時近い。えーマジ?
「早くリゾートについてゆっくりしてください。」
うーん。さっさとシャワー浴びて寝なきゃ・・・寝なきゃ寝なきゃ・・・。明日は4時半に起きて身支度整えてご飯食べて6:10集合だよ(泣)

部屋に入ったら、けっこう広くて、キレイ。なかなか豪華なお部屋じゃん! お風呂はバスタブはついてなくてシャワーのみ。モルディブは土地が狭くて水が足りない国なので、節水が大事。環境を汚さない為にも、シャンプーやボディーソープは極力使わずに〜ってことだったので、サーッとお湯で体を流して疲れを取って、バタンキュ〜〜〜〜〜。
時刻はすでに0時を越えています。4時間ちょっとしか寝る時間ない!
長い1日でした。
そしてよく食べた1日でした。


1日目の教訓。
 1)モルディブ行きの飛行機に乗るときは、昼ごはん抜きで挑みましょう。
   朝食も軽〜〜くで十分です。
   飛行機に乗ったらいっぱい食べれます。
 2)出入国カードの記入為だけでも、モルディブのガイドブックは買って
   持っていくべきです。(英語が得意な人除く)
 3)入国審査はさっさと通れるよう、早そうな列に並びましょう


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やっと1日目が書き終わりました。
多分、誤字脱字があると思います。
本当に8日目までたどり着けるんでしょうか?
つーか、こんな長いもの、読んで頂けるんでしょうか。
読んで下さっている方、大感謝です。
2日目のお話につづく・・・・

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