タイトル 鯨の駅弁 テイクアウト
店  名 館山駅の売店
店の場所 千葉県・館山
系  統 郷土料理 房総料理?
食べた 日 2003年07月

駅弁です。
よくデパ地下で「駅弁大会」をやっていると思わずふらふらと足が向いてしまうYUMIZO。
でも中々、ホントに駅で駅弁を買って電車でパクパクするって機会にはめぐってこないもんなんですが、この間、おいしい駅弁をみつけました。
場所は千葉県の南房総・館山駅です。

館山は本州の中では割と南に位置しているので「南国」っぽさを売りにしているらしく、駅のコンコースからの眺めは→こんな感じでヤシの木並木の一本道のその向こうに海が望めるというなんともイイ感じな所。駅前のこの通りはホント、日本じゃないみたい(笑)

でも、そんな館山は実は漁師町。
昔は鯨漁で盛んだったんだと思います。
今でもお土産屋さんには「くじらのたれ」と書かれた不思議な食べ物が。たれというのは液体のタレのことではなく、フカヒレみたいな感じ?でどうやらどこかの部位を干した物のようです。
で、そんな中、駅の売店でみつけた「くじら弁当」の文字。

「帰りは絶対、これを買って電車の中で食べよう」

と行きのうちから目星をつけていたのでした。

で、帰り。時間はちょうどお昼ぐらいでいい感じにおなかも空いて来て、駅に到着するや一目散に売店へGo!
売り切れちゃったら困るもんね。
「鯨弁当下さい!」と言ったら
「5分ほど待っていてください」とお兄さん。

なんとその場で作って詰めてくれたのです。
このパッケージ。
駅の日本離れした南国の雰囲気とはうって変わっていかにもザ・ニッポンって感じの「くじら弁当」という文字と渦巻き模様がなんともいえません。いい味をかもし出しています。


そして座席につくや、アツアツの弁当を取り出してひざに乗せてパクつきました。

今時、めずらしく、折り詰めの弁当。ちゃんと、ホンモノの木です。
木ゆえに、アツアツの湯気を吸ってふたがぺろ〜んと反り返る辺り、近頃お目にかかったことにない新鮮さ。

                    
中に入っているのは、お兄さんがその場で焼いてくれた鯨の生姜焼きと鯨そぼろと卵そぼろの3色弁当。
生姜焼きのお肉はやわらかくて、味付けもちょうどよく、うまい! あつあつではふはふしながら頂きしました。
これはぜひお勧めです。

ところで館山、遠いです。東京から電車で2時間弱・・・。
車で行っても途中、道が狭くて追い越しできないためのろのろ運転だったりいつも渋滞してたりして・・・。
見所はフラワー何とかとか。季節によって花摘みとかイチゴ狩りとかをやっているような所が点在しているらしいです。で、ダイビングセンターも見つけたので、次に来る時には道具持って来ようと決めたYUMIZOでした。