タイトル 京都のあぶり餅 外食(甘味)
店  名 一和(一文字屋)
店の場所 京都府・今宮神社参道
系  統 郷土料理 京の甘味
食べた 日 2003年8月16日

今回はおやつの「甘い物」です。今宮神社


京都にはお料理もおやつもおいしいものがたくさんありますが、ここはけっこう穴場な老舗だと思います。

今宮神社。京都を訪れる観光客はたくさんいますが、まずここに来る人は少ないでしょう。
どこにあるかというと洛北。北大路バスターミナルから西へ行った大徳寺納豆で有名な大徳寺一帯の北西側の裏手にあります。
YUMIZO、今回、あぶり餅を食べに来たのは4回目ですが、今までは、いつきても今宮神社参拝客は1組か2組でした。割と大きな境内なのですがいつもひっそりとしていて有名寺社の賑わいとは違う、しっとりとした趣のある古い神社です。今回その今宮神社に初めてこんなにたくさん人が来ているのを見たんです(笑)。 その日は「大文字焼」の日だったので京都には観光客がたくさん来ていたのだとは思いますが、あぶり餅を食べるのに並ぶとは思っていなかったのでびっくりしました。
参道正面から入ってお参りを済ませて東側の参道から境内を出ると左右に古い茶店が並んでいます。神社を背に左が一和(一文字屋)さん、右が飾り屋さんです。
どちらもあぶり餅の老舗で「本家」「元祖」を競っている様子(笑) とにかくどちらも古い歴史を持つお店らしいです。

で、ここの名物が「あぶり餅」。
指先大に小さくちぎったお餅をきな粉の上で転がしてまぶして、それを細い串に挿す。その串を一人15本ほどの束で、炭火であぶってこんがり焦げ目をつけて白味噌のほんのりタレを掛けて出されるのが「あぶり餅」。今回は夏なので冷た〜〜い麦茶と一緒に出てきました。
素朴でほっとする味。どこか懐かしさを感じる味。

セミ時雨を聞きながら香ばしいあぶり餅を頬張っていると、遥か昔の時代から連綿と変わらないモノがこの京都にはあるのだと言うことをしみじみと感じます。



左右にお店が並んでいますが・・・YUMIZOはどちらもチャレンジしましたが、どっちもおいしかったです(笑)
ちなみに、お持ち帰りもできるそうです。