石垣島のおいしい店特集・その１です。
島のにぎやかな市街地から車で1時間ちょっと離れた所に川平湾があります。
石垣島の中でも景勝地として有名な所。
ダイバーにとっては「マンタスクランブル」のある憧れの地ですね。
川平公園にはその川平湾を見下ろす展望台があって、ガイドブックに載っている写真は大抵、ここから撮ったものだと思います。

とにかく青い海の色がなんともいえず美しい。
・・・実際にはその日は風が強くて、目を開けていられない状態でしたけど(苦笑)
その公園の隣にあるお店が「公園茶屋」。
古い、田舎の食堂といった雰囲気。
店内には漁師さんの道具などがディスプレイしてあったり、有名人の色紙も。
テーブルの上にはお店特製らしき調味料「クースー」のビンが乗っています。
「グース」は島の唐辛子を泡盛に漬けた物。和製タバスコといった所でしょうか？
独特の香りがあります。

八重山そばが有名なお店なのですが、お腹がすいたし、ここは豪華に豚の骨付きアバラ肉がドーンと載っているソーキそばを。
そしてもう一品はYUMIZOの好物沖縄料理のソーメンチャンプルー。

八重山そばとは・・・（沖縄そばもほぼ同じものだと思いますが）、和風ラーメンっぽいというか・・・。
「そば」といっても小麦粉をかんすいと塩水でこねたクリーム色の麺です。
太さは冷麦ぐらいで縮れています。
だしはとんこつベースでかつおだしも入っている感じで、割とあっさりめ。
・・・というのが定番となっています。
ソーキというのは具として豚の骨つきアバラ肉（スペアリブ）をとろーっと煮たもの。ソーキそばにはこれが乗っているんです。

さて、このお店のソーキそばはこんな感じ！↓

箸でつまむとホロホロと肉から身が離れ、口に入れると柔らかい。脂身がとろんと口の中でとろける感じ。
それでいてしつこさのない、さっぱりした味。
クースーを振りかけてピリッとさせるとまたGoo!



一方、以前にもこのページに書いた、ソーメンチャンプルですが、このお店のソーメンチャンプルはすごくシンプル。
ニンジンとカマボコ(沖縄のカマボコ＝さつま揚げのようなもの）とSPAMかな？。仕上げにあさつきを散らしてあります。
一口食べて味にびっくり。
今まで、沖縄料理店でYUMIZOが食べてきたソーメンチャンプルーとは全く異なる味付け＆香りでした。
その正体はグース。こぎれいなお店とは違う、石垣のディープな味を垣間見た気がしました。

お店には他に工事の作業員のような方たちも見えていて、彼らが食べていたのは八重山そばのミニサイズとポーク卵定食でした。
ポークとは、普通の豚肉ではなくって、SPAMなどの、缶詰のソーセージというかランチョンミート。
それをスライスしてソテーしたものにスクランブルエッグが添えてある、沖縄地方の定番定食ですね。

SPAM缶詰のお話は「お土産」編に書きますのでそちらもどーぞ。