タイトル 石垣島 郷土料理ゆうな 外食
店  名 ゆうな
店の場所 石垣島 石垣市街離島桟橋のそば
系  統 郷土料理 沖縄料理
食べた 日 2004年2月

石垣島のおいしい店特集・その2です。
夕食に郷土料理のお店を探しに石垣市街の繁華街・730交差点付近へ行きました。
ガイドブックにいろいろお店は載っているのですが、さてどのお店にするか。
店の前に置かれた値段表や外からうかがう雰囲気で、「ゆうな」に決めました。

 ←入口にシーサーがいます!
このお店、石垣出身の歌手やタレントさんなんかも帰郷時に寄るお店らしいです。
飲み物は沖縄の地ビール・オリオンビールで。

オーダーしたのは
・盛り合わせセット(名前わすれました)
・ジーマーミ豆腐
・ミミガー(豚耳皮のピーナツ和え)
・ぐるくん唐揚げ
・ゴーヤチャンプルー

盛り合わせセットの皿には
・スク豆腐
・カマボコ
・豆腐よう
・ミミガー
・紅芋の天ぷら
・ソーキ
などが盛り合わせてあります。いろんな味が楽しめていいですね、これ。

では1品ずつ語りますか。

まずおつまみの盛り合わせ。

「スク豆腐」
島豆腐にスクガラス塩辛乗せた、冷奴。
スクガラスというのはアイゴというお魚の幼魚。
しょっぱいです。この塩気がお豆腐によくあうのです。
「ザ・酒の肴」って感じですね。く〜〜〜!

「カマボコ」
白身魚のすり身でつくったカマボコを揚げたもの。揚げたてのアツアツでした。
おいしい! カマボコも沖縄土産の定番の一つですね。

「豆腐よう」
これは、沖縄料理初体験者には是非、一度味わってもらいたい・・・といって単品で頼んでも残ってしまうかも・・・という珍味。
豆腐を乾燥させて泡盛と麹につけて発酵させた品だそうです。
泡盛のツンとした感じと独特の甘味。食感はクリームチーズのような。
これをお箸にちょんとつまんでなめながらお酒をちびちびとやるわけですね。
ホントは泡盛を飲みながらが一番いいんでしょうが、その日はダイビングするからお酒はビール小ジョッキだけで我慢(苦笑)
とてもクセがあるので、苦手な人は食べれないかも(苦笑)
でもせっかく沖縄に来たんだし、食べとかなくちゃね。
あ。小さいからと言って、バクッと一気に口に入れたりしないように! お口の中がびっくりしちゃうから(多分)

「ミミガー」
前の沖縄料理の時にも書きましたが、豚の耳皮のことです。
ここのミミガーはピーナツ味で、噛むとシャキシャキとした歯ごたえが。
どうやらこれ、「アダンの芯」という沖縄野菜?が入っているらしいです。
ミミガー好きなので、盛り合わせの他に単品でも頼んじゃいました(笑)

「紅芋の天ぷら」
鮮やかな赤紫の色で、見た目は天ぷらなんですが、輪切りにしたおイモの天ぷらではありません。
口に入れるとモチっとした歯ごたえ。いわゆる「芋ダンゴ」ですね。
お芋をすりつぶしてついておモチのような食感にしたものを丸めて揚げたのだと思われます。
噛むとお芋の素朴な香りが広がります。ホッとする味です。
  ***後日追記***
  石垣土産で「ウム(芋)クジアンダーギーの素」ってのを買ったんですが、
  作ってみたらこの「紅芋天ぷら」にかなり近いものになりました。
  (→「ウムクジアンダーギー」のページ参照)

「ソーキ」
豚のスペアリブ(骨付きアバラ肉)をやわらかく煮込んだもの。
こってりだけどあっさりでおいしいです。


続いて単品で頼んだもの

「ジーマーミ豆腐」
ピーナツ豆腐ですね。くにゅん・ぷるんとしたお豆腐を口に運び、噛むとピーナツの甘味と香りをじんわりと感じます。

「ぐるくんのから揚げ」
「タカサゴ」という魚を沖縄では「ぐるくん」と呼んでいるそうです。
ダイビングしていると割と水面に近い中層にいっぱいいました。
そういえば、お土産でお魚のトランプを買ったのですが、魚の名前が沖縄名で書いてあるんです☆
モルディブに行った時も魚のトランプを買ったので、今後、南の島に行く旅にトランプをコレクションしちゃおうかなと思っている今日この頃。

「ゴーヤーチャンプルー」
沖縄料理の定番ですね。
いつも「ナーベラーチャンプルー(へちま)」や「フーチャンプルー(麩)」など、違うものもチャレンジしてみようと思うのですが、ついつい、「とりあえずこれは食べとかないと。2品目で違うの行こう!」ってゴーヤを頼んでしまいます。そして食べ終わると、もう、お腹いっぱいで次に行けない(泣)
でも、おいしいです☆☆


ところで、このお店、テーブルの調味料に、島胡椒(ピーヤシ)と八重山七味が置いてありました。
島胡椒はピリッとした辛味とともに、普通の胡椒とは違う、なんともいえない、いい香りがするんです。ちょっと甘さのあるような優しい香り。で、七味も本土の、たとえば東京・やげん堀の陳皮が効いた柑橘系の香りとも、京都・七味家の山椒の効いた香りともまた違う、いい香り。これはぜひ買っていこう!とお店を出てから、お土産屋さんを何軒も回ってみました。ピーヤシはどこでも売っていたのですが、七味はとうとう見つけられませんでした。「八重山唐辛子」って一味のようなものは見つけたのですが、「ゆうな」に置いてあったような七味はどこにもなかったんです。お店のオリジナルだったのかなぁ。聞いてみればよかった。。。。