タイトル 劇ウマ・カキ氷 外食
店  名 とらや(銀座)
店の場所 銀座
系  統 国内郷土料理 和菓子
食べた 日 2004年7月

暑い夏。
とりわけこの夏は記録的な猛暑でした。
サンサンと注ぐ太陽。
燃え上がるようなアスファルトの照り返し。
流れ落ちる汗。
こんな時、食べたくなるのがカキ氷。
カキ氷というと、お祭りの屋台か、甘味処(あんみつ屋さん)か、というところですが、あまたある甘味処の中でも超有名店のひとつでしょう。
YUMIZOのベスト・オブ・カキ氷がこれ、銀座の「とらや」の宇治金時です。

都心に転勤したYUMIZOの「たべちゃお」第1段は夏になるたびに恋焦がれていた、この味との5年ぶりの再会(笑)から。
いつも「またあのカキ氷食べたい」と思いながら、わざわざ銀座まで足を運ぶのが億劫で、気が付くと夏が終わっていたんですxxxx。

地下鉄・銀座駅を出て銀座通りを新橋方向に歩くと、甘味処がいくつかあります。
東京羊羹(現在は移転してしまいました)、とらや、立田野。
それぞれ、羊羹や最中を売る店舗とあんみつなどが食せる甘味処があって、夏はカキ氷が並びます。
駅からちょっとあるので、お店にたどりつくころには汗だく。でも、この汗だくな感じが、カキ氷心に火をつけるのです。

一応、立田野のサンプルもチェックしつつ(ここのあんみつも絶品!)、結局、とらやに入店。店内はおば様率が高いものの、スーツ姿のサラリーマンが一人でお茶を飲んでいたりもします。

さて、メニューを見て、お目当てのカキ氷は、と。
実は、このカキ氷、高いんです!! 1000円越えだよ〜!! ひょえ。
(確か宇治金時は1100円か1200円ぐらいだったと思います)
まあ、銀座の真ん中だし、それぐらいおいしい味なので、たまには自分にご褒美を食べてもいいじゃないかと。いつものランチ代の倍ぐらいするカキ氷をオーダー。
ちなみに宇治金時のほかにもカキ氷はいくつかバリエーションがあります。

まずは冷たい麦茶が出されます。
これで、汗がすーっと引いていきます。
きつすぎない適度な冷房。(冷房がきつすぎるお店でカキ氷を食べると死にます・・・)
窓際の席だったので、銀座通りを見下ろしながらカキ氷の登場を待ちます。

そして、こんもりと高く器に盛られたカキ氷・宇治金時が登場!
スプーンでシャクッとすくって口へ運びます。
抹茶のほろ苦さと底に敷かれた小豆のやさしい甘さ。
きめ細かくてふわっとしたカキ氷は口に入れるとすーーーっと解けていきます。
う、うまい! うますぎる!

最近、お祭りの屋台で売っているカキ氷は機械でかいた、どちらかというと「フラッペ」という感じで、ガリガリ感があるものですが、そういうのではなく、とにかく、口当たりがいいんです。抹茶シロップも甘すぎず、濃い味。
そして、カキ氷と一緒に熱いお茶が供されるこの心づくし。つぼを得ています。
金額だけの価値がある、劇ウマ・カキ氷です。

夏の夕暮れに至福のひと時を過ごしたのでした。