ここはお魚たちの写真を集めたゆみぞー水族館の本館ページです。
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（最終更新日　2003/11/11）　

2003年7月　撮影

鎌倉の隣の駅から車でちょっと行った所に神奈川県の逗子マリーナがあります。
石原裕次郎がお気に入りの場所だったか・・・。
ヤシの木並木の先にプールとマリーナというちょっとリゾートチックな雰囲気の漂う場所にダイビングショップがあります。
葉山同様、逗子も東京からの近さが魅力。逗子の方はボートダイビングでちょっと深めのポイントがあって、天候に左右されにくいと葉山のインストラクターさんに聞いていました。船酔いするYUMIZOとしては「ボート」に一抹の不安を感じながらも、「ボートといってもポイントまで5分ぐらいだし、葉山の海藻の波酔いよりきつくないよ」と言われて行く決心を。
冷夏でこの日もうす曇の夏とは言いがたい天気だった為か、その日はゲストは私のみ！　ガイドさんとマンツーマンで潜ることになりました。

その日の海況は流れがちょい強め。中層は浮遊物でにごっているものの水底の視界はいいので水底についたら岩にしっかりつかまりながら進むようにとブリーフィングを受けてエントリー。

でもその日、YUMIZOはちょっと調子が悪かったのか、潜行し始めて1〜2m、茶色くにごった海水を見ながら潜っているうちに激しく苦しくなってどうにもつらくて水面に浮上してしまいました。ものすごく咳き込んで、胸が苦しくて「ああ・・・今日はダメかも」という思いが頭をよぎる。
「深呼吸たくさんして、落ち着いたら大丈夫、ゆっくり潜ってみよう」とガイドさんに言われ、一旦、水面で仰向けに空を見つめながら深呼吸。
今にも雨が降り出しそうな曇り空・・・・気持ちも泣きたい感じ・・・・。
「ふ〜ふ〜ふ〜・・・・」
とりあえず、息が整った所でゆっくり潜って、今日は水中写真はお休みしとこ、と決心して再び潜行開始。


ところが！ところが！ところが！
なんと幸運がやってきた！！！！
逗子の海にイルカがいたのだ〜〜〜〜！
というわけで、その日、ガイドさんに書いてもらったポイントマップを載せてみました（2本分のコメントを合成してます↑）。赤い線が引いてあるのは1本目のコース取り。流れが強くてあまり動けなかったのだけど、

ネンブツダイ	キンチャクダイ	ゲンロクダイ
オハグロベラ	ウミウシ	流れに負けるな ネンブツダイ
スズメダイたちが行く	イルカ-幻想的な美しい姿	こんにちは、イルカちゃん

エグジットの安全停止中（安全の為、5mの深さで3分間停止して体内の残留窒素を抜くのです）に、目の前にイルカが！
イルカはすっごく人懐っこくて、手が届きそうなそばまで来てくれました。イルカって見ているだけで気持ちが癒されますね。
水族館のイルカじゃなく、海を自由に泳いでいるイルカが今、自分の目の前で愛らしい顔で泳いでいる、という現実！
いつまでも私たちのそばからはなれなくって、泳いでいるとボートが出てからもしばらくついてきました。
一旦、マリーナに戻って休息後、もう一度ポイントに行ったらまるで待っていたかのように寄って来たんです！
ドルフィンスイムポイントに行ったわけではなく、ほんと、東京からすぐの逗子の海でイルカと一緒に泳げるなんて予想もしていなかったのですごく感動しました。この日、ガイドをしてくださったアライさんがログに書いてくださった言葉を借りると、
「今日は驚きのメモリアルデーとなりました！
　いるなんて夢にも思わないイルカとの遭遇って
　一生に何回あるんだろう。
　ダイビングは流れがすごくってスポーツダイブに
　なったけど、関係なし！
　あれで野生なんて信じられないです。
　とにかく今日は大当たり！です。お疲れ様でした」
ほんと、この言葉にジーンときました。
この先、何本、潜れるかわからないけど、一生の思い出になるダイビングでした。
なんと言っても、これがゆみぞーにとって独身最後のダイビングになったし(笑)
結婚のちょうど1ヶ月前だったので「あー、私、きっと幸せになれる」ってじわじわ思いました。
イルカって幸せを運んでくる感じがするじゃないですか！

ちなみにこの時のイルカくん、その後、心無い人によると思われる銛が刺さって怪我を負ってしまったそうです。
ショップのスタッフさんたちや八景島シーパラダイスのスタッフさんたちの手により救い出されて手術を受けたらしいです。
後日、TVでその痛々しい姿をみました。
あの時、YUMIZOに大きな感動を与えてくれたイルカちゃんが、元気に復活してまた海に還っていってくれることを願っています。

潜ったポイント：オオタカ根
最大深度：22m　平均12m
水温：23度
透視度：15m
見たお魚：イルカ、キイロウミウシ、マダイ、カンパチ、アジ、イサキ、ネンブツダイ、スズメダイ、
　　　　　　ムツ、イセエビ、メジナ、ゲンロクダイ、キンチャクダイ、オハグロベラ、ミナミゴンベ、
　　　　　　キンギョハナダイ、ソラスズメダイ

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