モルディブ旅行記

YUMIZOは2003年8月に結婚しまして、10月に新婚旅行でモルディブに行ってきました。
そこで、旅行記をかいてみようかと。日記のような・・・食べ物話のような・・・ダイビング話のような・・・リゾート話のような・・・・モルディブに行きを計画しているダイバーの方やハネムーンの方に参考になるような・・・ならないような・・・そんな感じで行き当たりばったりな話を、南の島の写真と共にお届けします。
なにしろ、このページ、タイトルからして「いろんなコト」なんて、い〜かげんな題名つけてますんで。てきとーにいきます(汗)
一番最後のおまけページにこれからモルディブに行こうと思っている方へのミニ情報なども載せています。


水中写真はこちらからどーぞ。


(1)旅行先を決めるまで
普通のカップルさんは結婚を意識してプロポーズして(されて)から1年とか準備期間があって結納だとかいろんな行事をこなしながら結婚式や新居やハネムーンの準備をする物なのでしょうが(そういう雑誌もたくさん発売されているくらいだし)、YUMIZOの場合、ずっとお付き合いしていた彼氏・さーくんと急に籍を入れることになりハネムーン先を探すことになりました。
急に結婚することになったけど、別にできちゃったわけではありません(爆笑) ま、いろいろありまして・・・その辺のコトの顛末は、そのうち、このページ内で結婚とか恋愛をテーマに気が向いたら書くかも・・・・なので、とりあえず、置いといて、とにかく、急に新婚旅行に行くことになったんです。

大々的な結婚式をしなかった私たち、「その分、ど〜んと1週間ぐらい旅行しよう!」ということになりました。で、どこにする?と。
南の島大好き・ダイバーのYUMIZOとしては、
「やっぱ南の島での〜〜〜んびりリゾート。トロピカルな海岸をラブラブお散歩して、それから一緒にシュノーケリングか・・・あわよくばダイビングを一緒にやって、さーくんに、海の中の楽しさを見せてあげたい!!」
ってまず思いました。
「それもハネムーンで行くからにはやっぱ憧れの水上コテージ。床の下に穴(ガラス)があいてて、お魚が泳いでるのが見えちゃったりなんかして♪」
想像するだけでほわわわわ〜〜〜っと脳みそがリゾートに飛んでしまいます。
一方、世界史&ファンタジー好きのダンナさま・さーくん(当時彼氏)は「行くならイタリア! それもベネチア」と。
意見が分かれました。
たしかにイタリアを始めヨーロッパも一度は行ってみたいという思いはあります。教科書に載っているような絵や彫刻や建造物のホンモノが生で見れたりするし、歴史を感じる街ってステキ! 写真撮ったらどれもいい画像素材になりそうだし・・・・! ・・・でもYUMIZOはブランド物には興味がないからな、ショッピングしないし・・・
そんな思いが交錯する中、いろいろな旅行会社のいろんな場所のパンフを集めまくりました。


モルディブのサンセット。
GIFアニメで再現したその様子は
   ここをクリックしてね!
パンフをみるうちに、気づいたこと。
イタリア8日間ってすっごい忙しいんですよ。たいてい3都市ぐらいをめぐるやつで、毎日、移動。
美術館や博物館に行くといつも閉館時間までじっくりみまくる私たちとしては、全て1都市でもいいくらいなのに! しかもさ、ハネムーンなんだし(笑)、ラブラブだらだらする時間も欲しいのにーーー。朝から晩までけっこうびっちりスケジュール。
一方、南の島のリゾートはどこも、ついたら毎日、その島でだら〜〜〜んとするんだよね。これはのんびりできそう。
うちら、いろいろ疲れているし、癒されたい・・・・。
でもなー。さーくんはベネチアに行きたいって言ってるし・・・・。でも南の島の青い海が・・・・うーーーー。
そんなふうにパンフを見つめてグルグル悩んでいるのにさーくんったらちっともパンフ見てくれないし(泣)
悩みすぎて疲れてヘコんでいたYUMIZOにその時、さーくんが言ってくれた一言。
「イタリアは今まで1000年変わらなかったんだからこの先1000年も変わらないかも知れないけど、南の島は10年後に変わってしまうかもしれないから南の島にしようか」
(泣) そっか〜。そうかも〜〜〜ありがと〜〜〜ホロホロ。。。。いや、ほんと、ちょっと、その言葉に感動しました。
イタリアは歳とってからでも行けるけど、南の島は若いうちじゃないと、とも思ったし。
いつかきっと、イタリア、行こうね!!!

というわけで、南の島に決定!
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ちなみに、こう書いてるそばから、隣でダンナさま・さーくんが
「○○さんは新婚旅行イタリア行ったんだって〜」
とか言ってるんですが・・・まだ怒ってるのかなぁ・・・(泣) 
でも楽しんだよね? ね?ね???
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で、「南の島」といってもたくさんあるのです。
グアム・サイパンなど、比較的近い太平洋地域から、ハワイ、バリやランカウイなどアジアンビーチ、フィジーやタヒチ、ボラボラ島などの南太平洋・・・・・。せっかくのハネムーンだしYUMIZOとしては水上コテージがいいな!って憧れがありました。
で、水上コテージ、グアム・サイパンやアジアンビーチには残念ながらないのですね。で、各旅行会社の「南太平洋」ってかかれたパンフにはありました、「ハネムーン特典付き・水上コテージ」がっ! 
でも値段を見てびっくり! 高〜〜い。憧れのボラボラ島なんて安くて一人40万円??? え〜〜〜〜。
「お、ここ安いじゃん。ボラボラ島の半分ぐらいの予算で行ける所もあるよ!」
と見つけたのがモルディブ・・・・「南太平洋」ってパンフに載っているモルディブ。
「じゃ、ここにしよ。」
世界地図「で、モルディブってどこ? オーストラリアの上ぐらい?? ・・・え?これ、どこ???」
そう、モルディブはインド洋に浮かぶ島だったのです。何故か、南太平洋のフィジーやタヒチやニューカレドニアと一緒のパンフに載っていることが多かったのですが・・・。
ダイバーのYUMIZOも「モルディブにはダイビングスポットがいっぱい」ってことだけは雑誌で知っていましたが、まさか自分が行くとは思っていなかったので、どこにあるのか知りませんでした(汗)
インドが下向き三角形「▼」の形をしていますが、その右下にポチっと浮かぶ島がスリランカ、左下に点々と浮かぶ小島の群れがモルディブ・・・ってな感じのイスラム圏なんです。
いや〜ホント、地理疎いですね。ちなみに、友人・知人・親類に「新婚旅行どこ行くの?」と聞かれて「モルディブ」と答えるとほぼ全員が「それ、どこ? それは国なの?」と聞いてきました。みんな知らないじゃん!
モルディブ共和国という国です。環礁というサンゴ礁の小さな島が1000ぐらい集まってできている国だそうです。各島には1つの機能しかなくて、「空港の島」「住民が住む島」「リゾートの島」「ゴミ処理の島」「刑務所の島」等など、役割が決まっているそうです。リゾートの島は各島、1島1リゾート。ホテルが1軒しかないっていうような感じです。その島にはゲストと従業員しかいないのです。現地の住民は住んでいないので、治安も安定しているのだとか。

ようやく、行き先の国が決まったものの、じゃ、どのリゾートにする?ってのがまたひと悩み。
1島1リゾートなので、一度行ったら他の島に行くことはありません。ビーチの雰囲気、宿泊設備、サービス、食事、オプショナルツアー、お買い物等々ひっくるめて旅行中の楽しみの全てが、どこにするかにかかっているのです。
「値段がお手頃で、ビーチがキレイで、シュノーケリングが楽しめる水上コテージ。ついでにご飯もおいしいといいな」というわがままな願いを満たしてくれそうな所をいくつかチェックしているうちに目にとまったのが「リーティビーチリゾート」というリゾート。モルディブの玄関口・マーレ空港からはちょっと離れたリゾートなので水上飛行機で移動する必要があるらしいのですが、水上飛行機も楽しそうだし。なんといっても「リーティビーチは美しいビーチという意味」「ハウスリーフでのシュノーケリングでマンタに会えることも」なんて書いてあるので断然、惹かれちゃいました。マンタ=和名:オニイトマキエイはダイバーが「一度は会いたい」と思う憧れの巨大エイ。
「わ〜〜〜マンタかぁ」。
ノンダイバーのさーくんに
「ねー、せっかくだからダイビングやってみない?」
と聞いたら
「お金かかるし、ハマったら困るからやらない。オレにはやりたいのにガマンしていることがいっぱいあるのにこれ以上ハマるものを作りたくない。」
とか
「オレは自分の趣味のバイクをYUMIちゃんに一緒にやれとは言わないだろ」
と言われて(涙)
「じゃ、じゃ、わかったからせめてシュノーケリングだけはやろうね」
って約束していたのでシュノーケリングでも会えるという1行に期待に胸が膨らんじゃいます。
しかもこのリゾート、大手旅行会社のパンフには載っていないのです。YUMIZOが集めた中では唯一、HISのパンフにのみ載っていました。(あとはダイビング雑誌の片隅とか) ということは日本人客が少ない。にもかかわらず日本人スタッフが常駐しているということで安心してサービスを受けられそうかなという予感が。

そんなわけで、HISの某支店にさっそく予約に行きました。
ハネムーン特典付き。おまけにスリランカ航空はダイバーには荷物の制限を10Kg追加してくれるということなので、悩んだ末に、「持っていくかどうかわからないけど一応・・・」ということでダイバー特典も付けておいてもらいました。・・・さーくんが「絶対にダイビングはやらない」というので、そんな彼を置いて自分だけ潜りに行くわけにも行かないし、シュノーケリング用の3点セットだけを持っていくつもりではいたのですが。「せっかくモルディブに行くんだし、せめて体験ダイビングだけでもやって欲しいな」って内心、思っていたので。
無事、飛行機とリゾートの手配が完了し、入籍の数日後にパスポートの手続きも行い、あとは出発の日を待つばかり・・・


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なんか前振りが長くなりすぎて、本題に入る前に
だいぶ息切れしてます。
・・・・ホントにこの旅行記、書き終わることが
できるののかなぁ。。。。。
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(2)準備編
入籍から1ヶ月ちょっと経って、いよいよ旅行の日が近づいてきました。
荷物の準備です。ラッシュガード
シュノーケリングがメインってことで、水着とマスクとシュノーケルとフィンそしてラッシュガード。
ダイバーやサーファーの方はよくご存知のアイテムだと思いますが。水着のような生地でできた体にぴたっフィットするTシャツみたいなものです。
南の島に旅行する方にはぜひぜひお勧めのアイテムです。
シュノーケリングって、シュノーケルとマスクで海の中を覗いてお魚を観察するわけですが、呼吸が確保されているので夢中になると結構長い時間、顔を水につけたまま泳いだりしちゃいます。その時、背中や足の後ろ側はお日様にガンガン当たりまくっていて・・・・夕方になって激しい日焼けに後悔するってハメになりがち。
普通のTシャツを着てもよいのですが、水にぬれると重くなっちゃいますよね。その点、ラッシュガードは水はけがよいので上がったらすぐに乾いてそのままちょろっとご飯を食べに行ったりお買い物しちゃったりしても違和感なかったり(笑) 紫外線防止の繊維で作られた物もあって、カナリ、すぐれものです。
ダイビングの時なんかはウェットスーツのインナーにもなります。ダイビングって女性はトイレのことを考えるとセパレートの水着が便利なんですが、スタイルに自信がないYUMIZOとしてはビキニなんってまっぴら(汗) で、セパレートの上からラッシュを着ちゃえば隠れるのでありがたや〜♪
ダイビングやサーフィンのショップやスポーツショップのサーフィンコーナーで売っています。上だけじゃなく、パンツもあるのですがとりあえず上だけ、さーくんの分も用意しました。日焼けして痛くなったらかわいそうだもんね!

それからレジャーシートと100円ショップで買ったなんちゃってフリスビーも持っていくでしょ〜。
あとあと・・(笑) 準備がまた楽しいのです。

そんな中、YUMIZOは実家からダイビング器材一式が入った大きなキャスターバックをガラガラ引っ張って来ました。一応、まだ、その時点ではカバンの中に、BCDやレギュレータと言った重器材も入っていました。(おまけになぜか冬のドライスーツ用のアンクルウェイトというオモリまで紛れ込んでいてめちゃめちゃ重く、マンションの2階まで上げるの、超しんどかった。)
「ねぇ、体験だけでもやんない?」
「絶対やらない」
「ぐすん(泣) じゃ、やっぱりこれ(重器材)は置いていくべきかぁ」
「YUMIちゃん、一人で1回ぐらい潜ってきてもいいよ」
「でも自分だけ行くの悪いし・・・でも行きたいけど・・・でも1回だけの為にこんなに思いの持っていったらバカだよね」
「うん。借りとけばいいんじゃない?」
そっかーーーー。そうだよねーーー「ぜ〜〜〜ったい」やんないのね・・・・。
かたくなにダイビングを拒むダンナさま・さーくん。
ま、でもシュノーケリングだけでもきっとお魚にいっぱい会えるし楽しいよね。
私の趣味の一端を見せて上げられるよね・・・・・。そんなことより、二人で旅行にいかれること、そのものが嬉しいんだし、仲良く楽しまなきゃね・・・そう言い聞かせて重器材をカバンから外に出したのでした。

さあ、あとは出発の日を待つばかり!!!


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